経済発表や発言でどう動くかは誰にも分からない:FX失敗談検証シリーズ
なぜ失敗談を読むのが為になるかの理由は、
ニュースに流されて失敗する
初めてやった失敗
2016年ー。
イギリスがEUから離脱するか揉めてた年です。世界中の人がイギリスの投票結果に注目してたと思います。また他方、アメリカでは大統領選挙が行われる年でもありました。2016年は国際情勢が非常に荒れ、と同時に市場も不安定な年でした。
僕にとって人生初めての投資が、その2016年。
もちろん僕の資産も、EU離脱問題の影響を絶えず受けてました。僕の予想はイギリスがEUに残る事でしたが、予想は覆りました。選挙結果をリアルタイムで追ってた感じでは、残留派が圧倒的に優勢でしたし、結果は予想通りになると思って、完全に油断してました。
が、結果は皆さん知っての通り。離脱派の逆転で、国民投票の幕を閉じました。当時、投票結果をリアルタイムで追ってた人には、「まさか離脱派が上回るなんて…」って人もいたと思います。
僕は当時、初心者ながら高レバレッジのFXをやってたので、そのハイリスクな荒波に飲み込まれたわけです。ざっと見積もった感じでも、50万円以上はロストしました。初心者としてはノーポジ(ポジションがゼロの事)が正解だったと思います。
投票結果を受けて、数日後。
資源(金)の爆買いが起こったのが、ロストに繋がった大きな要因でした。
当時の金価格は値動きが激しく、簡単に利益に繋げられました。僕は当時、金のショート・ロングポジションを両立して、流れが悪い方のポジションを売ったりしながら運用してました。
投票結果を受けて、数日後。急な値動きが起こり、ポジションの決済で対応しようとしたのですが、FXのシステムが値動きについていけず、決済することができませんでした。結果として僕の資産はゼロカットにされました。失敗から学んだこと
結果として失敗してしまいましたが、その経験から学んだこともあります。国際情勢が荒れた時、値動きしやすいモノが何か、どういうタイミングで起こるのか…といった情報ですね。
例えば、世界情勢が不安定になる時。
・価値が変わらないモノの価格が上昇やすいこと。
・円高/スイスフラン高の傾向になりやすいこと。
あと、未来は誰にも解らないってことです。当時、情報の集め方がよく解らなかったこともあり、投資してる人たちのブログを漁りながら運用してました。参考にするのは自由ですが、どちらかと言うと自分の感覚を磨いたほうが良いと思います。
失敗を次に活かす努力
ロストした50万についても、その失敗を次に活かせると思えば良いです。そうすれば、ロストした50万もちゃんと活かすことができるって訳です。「どれだけポジティブに事を捉えられるか」って事を、すごく試されたような気がしました。(授業料的な)
もし、「失敗したから、もうやーめたっ!」ってなると、「ロストした50万」は活かされることなく、終わってしまいます。そうなれば、文字通り「失敗」で終わっちゃいます…。ちょっと勿体無いですよね。
「失敗を次に活かす努力」って大切だなと思いました。
ニュースや情報には色々な側面がある
ニュースや世界的な動きがあったことを知っておくのはとても大事です。
でもその情報を真に受けて勝手に予想をして取引をすると、大体痛い目に遭います。
これは当たり前のことで、
情報には色々な側面があって、それが生じた理由も1つだけではないということ。
あと、情報は誰かが発表したり投稿したりすることで初めて伝わりますよね。
だからその情報には誰かの意図がどうしても乗っかってしまいます。
「こういう印象を持たせたい」
という意図は故意じゃなくても入ってしまいますよね。
だから情報を得たら、それを自分なりに噛み砕くことが大事です。
特に学者や教授といった肩書きの人の解説はほとんど外れていると思ってください!