【嫌われる勇気】お金が欲しいと口では言っていても何も始めない矛盾について
お金が欲しいなら何か始めなくてはいけない
「お金が欲しいですか?」
という質問をすれば、ほとんどの人が
「欲しいです。」
と答えますよね。
それなのに、
「じゃあお金を増やすために何をやっていますか?」
という質問をして、
「○○をやっています!」
と答えられる人はどのくらいいるでしょうか?
ほとんどいないかもしれませんね。
「一生懸命勤めに出て働いています」
と自信満々で答えてくれる人もまずいません。
普通に働いて得る給料だけでは望むような金額を得られないことを薄々知っていても、何か行動を起こすということはしないのが普通の人なのかもしれません。
お金がもっと欲しい!という漠然とした思いだけがあって、でもそれを叶えるために何も始めない、っていうのは矛盾があるように思えますよね。
理由を聞いてみると、
「時間がないので今以上のことは何もできません」とか
「元手になるお金がないから無理です!」とかもっともらしく聞こえるものが返ってきます。
最近、「嫌われる勇気」という本を読みました。
日本でも有名になってきたアドラー心理学を分かりやすくした本です。
Amazonだと、↓でみられます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4478025819
アドラー心理学ってかなり面白くて、
例えば引きこもりになってずっと無職生活をしている人がいたとします。
その引きこもりの人は、
「部屋を出たいのだけれど、部屋から出ようとすると手足が震えて頭痛もする。
本当は部屋から出たいのに出られないんだ!」
と主張しています。
”手足が震えて頭痛もあるから部屋から出たいのに出られない”というのは理由として筋が通っているような印象を受けるかもしれませんが、
アドラー心理学だと違う見解になります。
その引きこもりの人は、
”部屋から出たくないという目的のために手足の震えと頭痛を自ら引き起こしている”という見方です。
かなり面白いし、真理をついていますよね。
だって本当に部屋から出てどこかに就職して、今この時を楽しめるようにしたい!って願っていればふるえや頭痛なんて起きないんじゃないでしょうか?
まず部屋から出たくない、という目的があって、そのために原因をねつ造する、というものです。
普通の考え方だと、原因があるから結果がある、になるんですが。
アドラー心理学だと、
目的のために原因となるものを見つけてくる、という考え方になるんですね。
この考え方はすごく腑に落ちました。
冒頭でした質問なんかもこの考え方だとよく分かるようになります。
健全な考え方をすれば、
お金がもっと欲しい!
↓
じゃあ副業したり投資で増やしたりしよう!
という感じに直結するはずなんです。
でもそこに直結しない人がほとんどなわけです。
なぜか行動を起こさない。だから何も変わらない、ということです。
アドラー心理学の考え方だと、
何かに挑戦する勇気がないことが一番の原因だと分かります。
何も挑戦したくない、何も変えたくない、というのが目的になっている。
そのために
「時間がない」「元手がない」というもっともらしい理由を生み出している、という感じでしょうか。
私も色々な人を見てきて、やっぱり上手くいく人、お金持ちになってしまう人って、
”チャンスが来たらパッと手を出して掴んじゃう人”だと思っています。
ご夫婦でFXの生徒さんになってくれた方がいるんですが、その方たちは成功してしまう人でした。
ディズニーランドに家族で遊びに来ていた時に、二人がたまたま隣に座ったんですね。
そこでたまたま二人がFXの話をしていたので、話に加わらせてもらったんです。
そうしたら、その日に銀行で○○〇万円引き出してきて、
「これで教えてください。」
と言ってくれました。
すごい行動力と決断力ですよね!
そのご夫婦はやっぱりめちゃくちゃ金持ちになってますね。
まさに目の前に出てきたチャンスをパッと掴んだ例でしょう。
「たまたま運がいいだけだ!」と思う人もいるでしょうが、その運を活かすことができたのがすごいことなんです。
これもやはり勇気が成功のカギだということなのだと思います。
だからお金が欲しいと思うなら、何か勇気を出して始めるしかないんです。
それが副業であろうが投資であろうがまずは始めることが大事。
ここが普通の人と上手くいく人の分かれ道なのだと思っています。