ほったらかしの意味を勘違いしてしまう:FXの失敗談 検証シリーズ
検証シリーズ:ほったらかしとは、見て見ぬフリすることではない
FXの失敗談を検証していきます。
成功談は、基本的に嘘なので失敗談にこそ学ぶところがあるように思います。
では、↓に拾ってきた失敗談を引用します。
どこに問題点があるのか考えてみると面白いですよ。
(面白いなんて言ってはいけないかもしれませんが)
失敗談を読んでみましょう!
私にはこんな経験があります。
ドル円のロングポジションを持ってみたものの、思惑が外れてどんどん下がってきた。
しょうがないから損切りした。
けれど一ヶ月後にチャートを見てみると、自分が損切りした価格よりはるかに高い価格になっている。「くそ! あの時損切りしないで持っておけば利益が出てたじゃないか!」
こんなことを何度も何度も経験していました。そこでふと思いついたのです。「マイナスになっても損切りしないでずっとポジションを保有しておけば、いつか価格が戻ってくるんじゃないか」
「これまでもそうだったんだしきっと大丈夫だ」相場は波打つものだから、損切りせずに持っていればそのうち価格が戻ってくる。
これはこれで一つの正しい考えなのかもしれない、と当時の私は考えました。
そこで私は、ポジションがマイナスになっても損切りせずに、価格が戻ってくるまで、ほったらしてみることにしたのです。
2chなどでは「気絶投資法」などと呼ばれていました
この失敗談を読んで、どう考えますか?
ここからどうやって終わりを迎えたのかは書かれていませんが、おそらく強制ロスカットになるまでいってしまったのでしょう。
「相場は波打つものだから、損切りせずに持っていればそのうち価格が戻ってくる。」
これは多くの場合そうなのですが、そうならない場合も当たり前ですがよくあります。
価格が戻ってくる、なんてことは誰にも分りません。
「これまでもそうだったんだしきっと大丈夫だ」
とありますが、そうじゃない動きをしている時期もあるんですよ。
下がり続ける場合もあれば上がり続ける場合もある。
しかも瞬間的にすごい動きをするときもあるんです。
その瞬間に危険なところまで行ってしまったら強制ロスカットされてしまうんです。
だから相当な余裕を持っていないといけない。
チャートを気にしないことと、見て見ぬフリをすることの区別
私はよく、ほったらかしにすれば負けない、と言っていますがこの失敗談の”気絶投資法”というのとは全く異なります。
これは、本来モニターに張り付いていなければいけないくらい危険なトレードをしているのに、それを見て見ぬふりをしているだけですよね。
でもそれだと100%負けてしまうんですよ。
チャートなんて見なくてもいいくらい余裕を持って、無駄なポジションを持たない。
だからほったらかしできる、というわけです。
とにかくFXでは負けないことが最重要。
この失敗談はなかなか読んでためになるものだと思います。